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虫刺されの腫れが大きい!熱をもつ時の3つの対処法!

<監修医師 Dr.masa>
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初夏から秋にかけて、アウトドアの季節になりますが、その際に気になるのが虫刺されですね。

虫刺されは気が付かないうちに刺されて、気が付いたらかゆい!腫れてる!なんて事がほとんどです。

 

今回は虫刺されの腫れや虫刺されによって熱を持ってしまった時などの対処法についてお話しします。

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腫れて熱をもつ時の対処法

 

刺された部分がかゆくなって腫れ、腫れが大きくなると熱を持ってしまう事があります。そんな時の対処法をご紹介します。

 

まずはかかないこと!

腫れがあると基本的にかゆみが出ますが、刺された部分をかかないようにしましょう。かいてしまうとその部分の皮膚が傷つき、そこから雑菌などが入り込んで炎症が悪化してしまうことがあります。

刺された部分はかゆくてもかかないように我慢しましょう。

 

刺された患部を冷やす

まずは患部を冷やすことで炎症や熱が抑えられます。流水で洗い流して冷やしたり、保冷剤などがあれば、患部にタオルなどを巻いて一緒に当てる事も効果的です。

 

なお、患部が熱をもっているからといって、湿布を貼るのはやめましょう。湿布に含まれる薬剤が炎症を悪化させる可能性があります。

 

抗ヒスタミン剤を塗る

患部を十分に冷やしたら、その後は抗ヒスタミン剤を塗って痒みを抑えると良いです。市販の物にも虫刺されに効くお薬が色々とありますので、用途に合わせて選ぶことが大切です。

 

塗ってかゆみが治まれば、その後は患部をなるべく触らないようにしましょう。

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どうしてもかゆくて触ってしまいそうな場合には、患部を覆うシールなどもありますので、そちらを併用してみても良いかもしれません。上記の手順で様子を見て、腫れや熱、かゆみは改善していきます。

 

しかしながら、時間が経っても腫れが引かなかったり、かゆみが強い場合にはステロイドの薬を塗る事が必要になる可能性があります。

ステロイドの薬もかゆみや症状によって様々なものがありますので、長期に渡って症状が続く場合には皮膚科を受診して、医師の診察を受けるようにしましょう。

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虫刺されの症状や見た目について

 

虫刺されは刺された虫の種類によっても、その症状や見た目が異なります。普段刺される可能性のある虫の種類と、その症状の特徴を見ていきます。

 

蚊による虫刺され

夏になるとよく刺されることが多い蚊ですが、大抵は市販の虫刺されの薬を塗る事でかゆみや腫れは治まります。

蚊は人の吐き出す二酸化炭素や汗などによっていく習慣があるといわれています。

 

汗をかきやすい夏はこまめに汗を拭いたり、シャワーなどを浴びてなるべく清潔に保つようにしましょう。

 

刺された際には蚊の唾液が皮膚でアレルギー反応を起こし、強い痒みや赤い腫れが起こります。短時間で出る場合もあれば、1~2日後に炎症が起こる事もあります。

アレルギー反応が引き起こされた場合、患部が水ぶくれを引き起こすこともあります。

水ぶくれは無理に潰すと汁が出ます。この汁が他の皮膚に付着することで「とびひ」状態になりますので、潰さないように注意が必要です。

 

ブヨによる虫刺され

ブヨは体長が3~5ミリ程度の小さな羽虫で、主に渓流や高原、山などにいる虫です。小さいものなので気づかない事がほとんどです。地域によってはブトと呼ぶところもあるようですね。

 

噛まれた時には少量ですが出血する事があります。刺されるというよりは、ブヨは皮膚を噛んで引きちぎってしまうので、刺された際に痛みがあります。

 

半日くらいたつと、かゆみや腫れが出て、症状は一週間程度続く事があります。

2~3日は刺された箇所が大きく腫れあがって熱を持ったり、患部を中心にむくみ、人によっては頭痛や発熱、固いしこりが残る事もあります。

 

毛虫による虫刺され

毛虫の毛には毒を持ったものもあります。毛に刺された箇所がひりひりとして、かゆみが強く現れて赤いぶつぶつが出来ます。

刺された際には流水で洗い流し、毛を抜き取る事が大切です。毛を抜き取る際には患部にテープなどを貼って、毛を抜くようにすると良いです。

それでも大きく腫れあがったりする場合は、早急に医師の診察を受けるようにしましょう。

 

蜂(ハチ)による虫刺され

刺された箇所が急激に腫れあがり、激しく痛むのが特徴です。通常は短期間で症状は治まりますが、まれに吐き気やじんましんなどのアレルギー反応を起こす事もあります。

1回目に刺された際よりも2回目に激しく症状が出る事があります。

 

また蜂は刺されたことにより、アナフィラキシーショックというショック症状を起こす事もあります。

呼吸困難や血圧の低下、意識を失う事もあり、命の危険にかかわる事がありますので、その場合は救急車をすぐに呼びましょう。蜂の毒は水溶性なので、水に溶けます。

 

刺されたらすぐに水で洗い流して、毒を押し出すようにしましょう。痛みや腫れが長く続くようであれば、早急に医療機関を受診し、アナフィラキシーの症状が出ないかを確認しておくことが必要です。

 

アナフィラキシーの場合は約15分~1時間程度で、皮膚が赤くなったり息苦しさや冷汗などの症状が起こります。痛みや腫れが少ないからと言って油断は禁物です。

 

その他の虫による虫刺され

以上で紹介した虫の他にも、虫刺されの原因となる虫はいます。ダニやノミが人間の血を吸うと皮膚の柔らかい部分は赤く腫れ上がります。内出血を起こしたような血豆が出来る場合もあります。

 

蜘蛛やムカデなど、人体を咬む虫もいます。ムカデに咬まれると皮膚が腫れる際にぴりっとしたしびれが生じます。

一部地域ではアオバアリガタハネカクシ、通称「やけど虫」にも注意が必要です。蟻に似たこの虫は、刺されると線状に腫れ上がるのが特徴です。

 

梅雨に入った時期から9月まで発生し、赤く腫れた部分は痛みや痒みを伴います。虫に刺された場合、ステロイド系の塗り薬が最も効果を発揮します。

 

病院を受診して薬を処方してもらいましょう。何科が最も適しているのかというと、「皮膚科」です。

 

虫刺されは放置せず、早めに治療を行いましょう。命に別状がないからと放置し、虫刺されの跡を掻きむしってしまうと黒い点のように虫刺され跡が肌に残ったり、紫色に変色したり、酷いときは膿を持つこともあります。

 

子供が虫に刺されたらどうすればいいの?

虫刺されの対処方法は、原因となる虫によって異なることをご紹介して参りました。

子供の場合は虫刺されに気がつかず遊びに夢中で、気がついたら赤い腫れがまぶたや手の甲、指にできてしまっていることも多々あります。

 

泣いている場合もありますので、まずはゆっくりと落ち着かせた上で原因となる虫を見かけなかったか話をじっくり聞きましょう。

また「かきむしったらだめだよ」と注意してもなかなか守れないので、シールタイプの患部を保護するシートを貼っておくと症状が悪化しません。

 

それでも子供が患部をかきむしり、かさぶたが出来たり発熱があるようであればプールに入るのはやめましょう。治りが遅くなります。

「放置していても虫刺されは治る」と放置した結果、腫れがひかないばかりか倍に広がるケースもあります。

悪化した場合は病院に連れて行くしかありませんので、初期の対応が重要になります。

 

虫刺されは腫れ、かゆみ、熱を持つ、痛みなど様々な症状が出ます。

虫の多い場所に行く際には

✅長袖、長ズボン、出来れば肌の露出は避けるようにする。

✅虫よけスプレーを使用する

✅虫よけの蚊取り線香などを焚く

✅黒い服の着用は控える(蜂は黒いものに寄って来る性質があるため)

 

【関連記事】
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自分で気を付ける事で、虫刺されはできるだけ防ぐ事が可能です。アウトドアの際などには以上の事に気を付けましょう。

  当記事は医師、薬剤師などの専門家の監修を受けておりますが本サイトで提供する情報、文章等に関しては、主観的評価や時間経過による変化が含まれています。 そのため閲覧や情報収集は利用者ご自身の責任において行っていただくものとしその完全性、正確性、安全性等についていかなる保証も行いません。

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